第三節 『 Traum im Traum (夢のまた夢) 』



ただ一つ言えたのは、
それは単なる夢物語でなく、
現実を知らせる予兆であったことだ。

だが必死に訴える彼の言葉を、
王も、貴族も、平民も、卑民も、
誰一人としてそれを信じはしなかった。



『フレウゲルの道化師』 第四章より





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